原油 crude oil 2005 4 6

原油価格の高騰には、さすがに困りました。
 確かに「人口13億人の中国」と「人口10億人のインド」が経済成長することによって、
将来的な需給の懸念があります。
 しかし、それを先取りするのは、まだ早いと思います。
現在の原油価格は、投機資金が作り出した価格が、10ドル以上も上乗せされているでしょう。
 問題は、こうした投機資金が、愛国的でないことです。
原油価格の高騰は、アメリカ経済に大きな打撃を与えますが、
こうした投機資金は、儲かれば、いくらでも高騰に拍車をかけるのが常態となっています。

2004年9月15日号のニューズウィークには、このような記事があります。
「原油高の真犯人は、サウジではなく、SUV車」
「不安定な中東情勢や中国の需要増以上に、
原油価格を押し上げている最大の原因は、アメリカ人の無駄遣いだ。」
「経済が回復したから、石油の消費量も増えたのか。」
「いや、アメリカの道路を走る自動車の燃費効率が、
この20年で大幅に悪化したからだ。」
「その元凶が、SUV(スポーツユーティリティー車)だ。」
「90年には、アメリカ人の保有する車の5%にすぎなかったSUVが、今は55%を占めている。」
「ばかげた法律のせいで、SUVはトラックに分類されるため、
乗用車に適用される省エネ基準を満たさなくていい。」

持続可能か 2005 4 3
 はたして、石油で成り立つ現代文明は、持続可能か。
今の状態では、持続不可能と言わざるを得ないでしょう。
 下記の文章を読めば、持続不可能と推定できるでしょう。
しかも、この文章は、人口10億人のインドを考慮していません。
 「人口13億人の中国」と「人口10億人のインド」が、
欧米人のような生活を望む時、現代文明は持続不可能となるでしょう。
 だからといって、自分たちだけ贅沢をしておいて、
中国やインドに、質素な生活をしなさいとは言えないでしょう。
つまり、石油で成り立つ現代文明は、持続不可能と言えるのです。

原油 crude oil 2004 2 12
 今日(2004年2月12日)の日本経済新聞には、このような記事があります。
「昨年の原油需要 中国、日本を抜く」
「専門家によると、
『現在、中国の一人あたりの石油消費量は、日本の1割程度。
それが、世界平均である中南米並みになれば、
中国全体の消費量は、全欧州を上回る』と試算。
『一人あたり消費量が、現在の韓国の4割程度になった段階で、
全体の消費量が、アメリカを上回る』と分析する。」






































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